開閉特性試験

遮断器の制御回路より操作指令を送り、遮断器内の高圧SWの入る時間・切れる時間を測定します。
特に切り側の時間が伸びると事故時の遮断が出来なくなる恐れがあります。

主回路接触抵抗測定

遮断器が「入り」状態において、高圧の端子間の抵抗を測定します。内部の抵抗が高くなると、タンク内で過熱する事もあります。

補助SWの接触抵抗測定

遮断器の制御回路に「入りました」「切りました」と信号を送るSWがあります。このSWの抵抗を測定し適切に信号が送られることを確認します。

主接触子の手入れ

断路器の高圧接触子は気中にあり、可動式接触子によりSWの開閉が行われます。
開閉及び大気中のホコリ等により接触部が荒れてきますので定期的に手入れを行います。

入り切り動作試験

断路器の操作は電動モーターを使用しています。モーターの電流波形を測定し、電流値・動作時間を確認します。

各端子及びSW類の確認

高圧部は16mm 12mm等の端子で接続されています。適切なトルクで締付を確認します。操作回路内のビスの締付及びSWの状態を確認します。

保護継電器動作試験

変圧器タンク内には絶縁油が入っていますが、
油の量が減った・温度が上昇した等の異常時には故障信号を送ります。内部の圧力が上がると大きな異常とみなし遮断器を切り、変圧器を停止します。
定期的に回路の健全性の確認をします。

絶縁抵抗測定

高圧部分に1000Vの電圧を加え、流れる電流により絶縁抵抗を測定します。
（電流小絶縁抵抗大・電流大絶縁抵抗小）
高圧機器全てにおいて測定を行い、絶縁性能の健全を確認します。