僕たちが行う仕事は例えば154kVといった特別高圧の電気を扱っている変電所の機器を点検しています。
その対象の機器を点検する際は停電させて電圧がない状態で作業しますが、何かのミスで電圧がある状態だったり、対象を間違えて電圧がある状態で着手すると感電して最悪命を落としてしまいます。
その確認のため絶縁物で作られている、電圧がある場所に近づけると光、音、風車で教えてくれる検電器といったもので電圧のあるなしを確認してから作業をします。
今回はその検電器等の活線工具の絶縁性能を確かめる仕事をしました。
活線工具が経年劣化等で絶縁性能が落ちてしまっている状態で使用すると絶縁されず感電してしまう恐れがあるのです。
この仕事は現場で作業する方の安全を守っている重要な仕事です。
この試験のやり方は検電器にアースを付けて、決められている電圧を流しアースに落ちてきた漏れ電流を測定しその数値で良好かどうかを判断します。
この作業は実際に75kV近くの電圧を流すこともあるので印加時の合図応答や、知らない人が誤って近づかないように区画する等、気をつけて作業を行います。
これからも合図応答を明確に行い、周囲確認をしっかり行い安全作業で行っていきます。
先輩社員からのアドバイス
電圧印加終了後、電圧が印加されていた検電器等に触れる際は検電器で電圧無しを確認し、チャージを落としてから触りましょう。電気を扱う仕事は着手前に検電を行うのは当たり前です。
電圧印加時は区画していても周囲を作業員全員で確認しながら印加を行いましょう。
著者:S.S