ある官公庁施設で特別高圧設備の年次点検を行いました。
今回はその中で、避雷器・ラインスイッチ・ケーブルヘッドの清掃作業を紹介します。
高さ約7メートルの場所での作業でしたが、安全対策を徹底し、ていねいに対応しました。
避雷器(アレスター)を清掃し、本来の性能を維持
避雷器は雷から設備を守る重要な装置です。
雨風にさらされるため、表面に汚れがたまりやすくなります。
ウエスで汚れを落とし、外観と機能の両面を整えました。

「ラインスイッチ」 さび取り・塗装で保護
電気の通り道を切りかえる大事なスイッチなので、しっかり手入れが必要です。
今回は、表面に出ていたさびを落として、保護のために塗装をしました。
さびの進行を防ぎ、ラインスイッチが安全に動作し続けるための大切な作業です。


ケーブルヘッドの清掃で絶縁性能を確保
避雷器につながる、ケーブルの先端部(ケーブルヘッド)を清掃しました。
ここは絶縁性能が大切な部分です。
汚れを取り除くことで、不具合を防ぐことができます。

高所で3か所を清掃――見えない部分も確実に対応
安全帯を使い、声をかけ合いながら安全に作業しました。
普段見えないところの手入れが、設備を長く安心して使うことにつながります。
これからも、丁寧な作業を大切にしていきます。