トランス油の交換作業
先日、あるトランスの油交換を行いました。
通常、上からおおむね油を抜き取り、
最後にトランスの下についているドレンから残りの油を抜きますが、
今回のドレンは錆びついていたため、上から抜き取りました。
約250Lの油を抜き取り、新しい油で内部を洗浄。
その後、新しい油を補充し、試験を行って作業完了です。



多くのトランスがあるため、毎年少しずつ交換を依頼されています。



ギアポンプ改良で作業効率アップ
今回の作業では、社員が改良したギアポンプを初めて使用しました。
これまでのギアポンプは、油の出し入れのたびにポンプの向きを変え、
ホースを付け替える必要がありました。
その手間を減らすため、三方バルブを取り付け、
バルブの切り替えだけで油の流れを調整できるようにしました。
この改良により、作業時間が短縮され、負担も軽減。
特に、トラックから降ろさずに作業できるようになり、大きな助けになりました。



トランス油交換の手順
① 古いトランス油を抜く(ホースを使用)
② 新しい油で内部洗浄
③ 新しいトランス油を補充
④ 試験を実施して完了



ギアポンプ改良によるメリット
この工夫により、作業の効率が大きく向上しました。
作業時間の短縮:ホースの付け替えが不要になり、スムーズに作業を進められるように。
作業負担の軽減:ポンプの向きを変える手間がなくなり、作業者の負担が軽減。
安全性の向上:シンプルな操作になり、バルブの開閉ミスがなくった.
改良にかかった費用は約1万円とわずかでしたが、その効果は大きく、現場での作業性が向上しました。



小さな工夫が大きな改善に
今回の改良は、現場での気づきを活かしたシンプルな工夫です。
こうした改善の積み重ねが、作業の安全性や効率向上につながります。
設備の点検や油交換について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。