今回は特高設備の計器用変成器の2次側の絶縁抵抗測定をメインでおこないました。まず最初に計器用変成器に絶縁抵抗測定器で印加します。ほとんどのものがアースでつながっている為、導通になりますが、たまにアースがつながっていないものがあるので、それを確かめるためにも最初に印加します。次にそのつながっているアースを見つけて外します。場所によっては見つけずらいところにあるので、初めてやるところだと目印をつけて次行うときに分かりやすくするようにします。アースを外したら二次側なので絶縁抵抗測定器で100Vで印加します。印加し終わったらアースをつなぎなおします。最後にもう一度印加して出なければアースにつながっています。このアースがつながらずに復電したら大きな事故にもつながってくるのでアースがついているかの確認は確実に行いたいです。
特高設備の仕事になると計器用変成器の測定は必ず必要になってくるのでこの手順は忘れないようにしたいです。
先輩社員からのアドバイス
ZCTの場合、リレーに接続されている二次端子とは別に試験用の端子(Kt-Lt)などと書いてある端子にリード線がつながっているものもあります。4つ端子のあるZCTは、4つ中2つの端子は試験等でアースがとられていないことが多いので注意して測定しなければなりません。
著者:M.R