今回は、活線工具と絶縁用保護具の耐圧試験を実施しました。
耐圧試験は、法令で半年に一度実施するように定められています。また、印加する電圧においても、活線工具は使用電圧の2倍、絶縁用保護具は使用電圧別に定められている電圧で試験するように定められています。
試験方法については、活線工具はチェーンを巻き付けて印加して、チェーン間に流れた漏れ電流の値で合否を判断します。また、試験器の都合で印加出来る電圧に限界があるので、チェーンをいくつか巻き付けて印加箇所を増やす事で、使用電圧の2倍を印加出来るようにしています。絶縁用保護具も印加して漏れ電流を測定しますが、物によって印加方法が異なります。絶縁シート等は導電性の板で挟んで実施し、ゴム手ゴム長靴は容器に入れてゴム手ゴム長靴の内と外に水を入れて実施します。
活線工具を交換する時に印加電圧に触れて感電しないように、声を掛け合いながら実施しました。
著者:S.K