沖之島変電所では新栄電気(株)さんと保護盤取替工事を行っています。
保護盤は電気の異常を感知し、その異常内容に応じて電気を止める指令を出す頭脳的役割を担っています。
今回は、電力作業管理者1名、新栄さん3名、東春電気4名、安全パトロール者1名の合計9名が対応しました。
監督は我が社のTさんが担当しました。
変電所建屋の2階に総重量300kgの保護盤を運搬します。
機械なら容易いのですが室内では人力での作業が中心です。
重量物を扱う作業前に、立て起こしの段取りと打合せをします。
その後「立て起こし」をして、移動用のローラーコンベアに載せ予定のスペースへ据付する予定です。
総勢6人の人力で盤を縦に起こします。
全員の呼吸を合わせることが重要です。
T監督の「セーノ!」の掛け声を合図に慣れた手付きで一気に立て起こしされました。
下に2組のローラコンベアがあり、これに載せます。
天井には照明、横には運転中の保護盤、通信盤があるため、ぶつけないように慎重に行います。
沖之島変電所の建屋の天井は意外に低く、照明もフレームのすぐ上にあるので監督が、注意深く上部を確認しながら作業を進めます。
もちろん上だけでなく下も注意深く確認しています。
ローラーコンベアを所定の位置まで徐々に挿入していきます。
そんな中でも直接見えない盤の裏側の作業員への注意も怠りません。
裏に入った人に、T監督の注意喚起の声がかけられました。
「Sさん!Iさん!挟まれに注意して!!」
その後所定の位置に収まったら、土台部分の固定ボルトを借り止めし一段落です。