点検を行うメンバーは全てに精通した者、特定の分野に突出した者、まだ十分な経験の少ない者の混成チームとなります。
限られた人員で最大限の能力を発揮し、業務品質を維持する必要があります。
同時に、若年者への教育や技術継承も行っていく必要もあります。
部下への指導や教育は、時間が限られているため、教育は現場で行うOJTが中心です。
業務をこなしながら、自分の「やり様」を見せ、学んでもらう方法が中心です。
記録の確認時や点検の区切り、休憩時など一息ついた時に行われています。
点検技術だけでなくコミュニケーションの重要性も伝えていきます。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」が基本です。
工具の型どりをして納める工具箱がありますが、これは皆の手作りです。
電気屋さんなら腰に工具と腰袋となりそうですが、点検者はこのスタイルになりません。
なぜなら変電所での工具管理とても重要で、
高圧や特別高圧の充電されたキュービクル内に置き忘れられたら、運転を再開できないからです。
過去、他社の失敗対策を共有化し継続しているからこその対策です。
変電所建屋の扉が閉められ暗くなりました。
遮断器をキュービクルから引き出ししての開閉試験では、投入や開放操作の時の「音」が非常に大きく、
変電所に隣接するお客様に配慮してのことです。
点検には集中していますが周辺のお客様への配慮も忘れない細かな心遣いも大切です。
自分のやれることは責任を持ってやります。
仲間への配慮、関係者への配慮、お客様への配慮もします。
こんな優秀な人材が設備点検を支えています!・・・(その3へ続く)