今回は、保護盤を新しいのに切り替える為に、保護盤の初回点検(現場調査)をしました。試験内容は主にRyに電圧・電流を流して正常に動作するかの試験と、送電先の変電所との通信が正常かの試験をしました。なので、今回は通信試験について紹介します。
なぜ送電線の保護に通信試験を必要なのかと言うと、新盤がPCM電流差動方式と呼ばれる方式を採用しているからです。PCM電流差動方式とは、送電先の変電所との電流値を比較し事故を監視するのを、光ケーブルを用いてより正確によりスピーディーに行う方式だからです。また、事故が発生すると送電のルートを自動で切り替えたりもします。
試験方法としては、専用の測定器で光レベルを測定したり、盤に接続されている光ケーブルを抜いて通信不良を発生させてルートが切り替えたりしました。また、盤に電流を流して送電元と送電先の電流値が同じかどうかの試験もしました。
先輩社員からのアドバイス
・光源を使用する時は、光融着したケーブルの単体測定をしています。
・盤から送信された光を測定する時は、光ケーブルの損失を測定しています。