今回は6.6kVケーブル漏れ電流測定を行いました。
今回のケーブル試験は前回の記録が悪かったため、エアーコンプレッサーを利用して除湿状態で試験をとるという内容でした。
ケーブル試験で行う内容としては主に2つあります。1つ目は、各相の本体と各相のシールドにメガをかけます。2つ目はハイ・リケスタ(ハイリケ)を使用したケーブルの漏れ電流の測定です。
どちらを行うにしても機器とケーブルを切り離す必要があるため、端子ボルトをとります。今回GTr側とキュービクル側でつながっていたので、両方を切り離します。この時にキュービクルでの作業となるためキュービクルに体を入れる前に検電を行います。外し終えたら、ケーブルの清掃を行います。ケーブルには粘り気がある為この粘り気がとれるまでウエス、洗浄剤を使って清掃します。次に本体とシールドの各相にメガをかけます。メガをかける際もかけない側にもわかるように作業員と連絡を取り合って行います。次にケーブルの漏れ電流を行っていきます。漏れ電流を行う際には漏れが出ないようにするためにビニールテープで端子の部分が出ないようにします。今回は最初に書いていた通り前回の記録が悪かったため、袋で端子部分を囲んでそこにコンプレッサーを吹きかけて除湿状態で試験をとりました。これを赤、白、青の3相の試験をとって記録に異常がなければ終了です。結果として記録は良い状態になりました。
感想
今回初めてのコンプレッサーを使ったケーブル試験を行いました。ケーブル試験で行うハイリケは扱い方が難しく、少しのミスで記録がおかしくなってしまうので今回はやり方を覚えるだけだったけど次は自分も挑戦できるようにしていきたいです。
先輩社員からのアドバイス
今回行った試験は湿度が高いと絶縁性能が下がるので空気を吹き流して試験条件を良くして試験をするというものでした。
是非今度は自分からも挑戦してください。
著者:M.R