今回は断路器のヒンジ細点を行いました。
今回自分は、ヒンジの取り外しとヒンジの付いていた軸の清掃とヒンジの取り付けを行いました。
ヒンジの取り外しでは、ヒンジとつながっている架線を取り外します。ヒンジの細点を行う際には点前、点後の接触抵抗を測る必要があります。測り終えたら、ヒンジを取り外していきます。その際に軸の部分が少し見えて、六角ナットで締め付けてあります。この締め付け具合によっても接触抵抗は変わってくるので軸の部分が最初の状態と同じように出ている必要があります。なのでスケールなどで測ってボルトの出面の長さを覚えておく必要があります。六角ナットが取れたら平ワッシャーがあるのでその枚数も覚えておきます。
次に軸の清掃です。中に「そろばん」といわれてる部品がありそこと触れている部分で接触抵抗が変わってくるのでそろばんに触れている部分を重点的に清掃していきます。清掃が終わったら、塗ってるか分からないくらいの薄さでグリスを塗ります。塗りすぎると抵抗が上がってしまうので塗りすぎないようにします。
最後に取り付けです。取り付ける際には、中にあるバネの影響でヒンジが奥の方まで入らないのでヒンジを揺らしながら押していき、Oリングがかまないように気を付けながら入れていきます。これで元位置まで六角ナットを締めていき、接触抵抗で問題がなければ終了です。
感想
今回は、初めて一人でヒンジの取り外し、取り付け作業を行うことができました。ヒンジの大まかなヒンジの取り付け、取り外しを理解することが出来たので、次回行うときは今回よりも少しスピードをあげつつ丁寧にやれるようにしたいです。
先輩社員からのアドバイス
お疲れ様でした。今回は周期点検によるヒンジ細点でしたが、大半はヒンジ部分の接触抵抗増大による加熱で行うことが多いです。
チームの一人として、欠かせない人物になりました。これからもよろしくね。
著者:M.R