三重県内の商業施設にて、屋上に設置された変圧器の絶縁油交換を行いました。
総油量は約6,000Lです。
今回の現場は、夜間作業に加えて、高い場所への作業、
運ぶ距離も長いという条件でした。
そのため、事前の段取りと作業の流れが重要になる現場です。
今回の作業内容と現場での対応についてお知らせします。
1 変圧器(トランス)の絶縁油交換とは 商業施設での必要性
変圧器(トランス)に使われている絶縁油は、電気をしっかり絶縁する役割と、
熱を逃がす役割があります。
長く使っていると油が劣化していくため、
状態によっては交換や処理が必要になります。
商業施設の場合は、設備を止めることが難しいため、
タイミングや進め方も重要になります。
2 今回の施工概要 6000L・屋上・夜間作業|三重県
(1)対象設備と作業条件
商業施設 屋上設置変圧器
総油量:約6,000L
屋上までの高さ:約6〜7m
ドラム缶置き場から変圧器まで:約26〜27m
現場を見た時点で、油の量も多く、運ぶ距離も長いため、
手間のかかる作業になると感じました。
(2)作業時間と工程(深夜作業・3日間)
実際の現地確認の様子です。

打ち合わせ

全体確認

設備確認
(3)足場設置による作業効率の確保
距離が長く、高さもあるため、足場を組んで作業の通り道を作りました。
人の動きと資材の運びがスムーズになり、無理な作業も減らせます。
段取りの段階でここを決めておいたことで、
現場での動きがかなり楽になりました。
3 変圧器(トランス)の絶縁油交換 作業内容
実際の作業中の様子です。

油抜き・注入の様子

変圧器内部の状態を確認

照明を使用しながら慎重に作業
① 既設油の抜油
今入っている絶縁油を抜き取り、内部の状態も確認します。
② 新油によるフラッシング
新しい油を一度循環させて、中をきれいにします。
③ 新油充填と油面調整
決められた量まで油を入れ、油面の高さを調整します。
④ 本体耐圧試験・絶縁抵抗測定
交換後に試験を行い、問題がないか確認します。
作業は一つ一つ確認しながら進めています。
4夜間・高所作業における注意点
(1)漏油防止と安全管理
絶縁油の交換では、油をこぼさないことが一番重要です。
養生と作業手順をしっかり確認しながら進めます。
今回も油をこぼすことなく作業を終えています。
(2)天候(雨天)への対応
初日は雨でしたが、屋内でできる作業に切り替えて進めました。
事前に作業内容を整理していたため、大きな遅れは出ていません。
5 まとめ 変圧器(トランス)油交換は事前計画が重要
今回のように、屋上・夜間・距離のある現場では、
作業のやり方よりも、事前の段取りが仕上がりに大きく影響します。
どこから運ぶか、どう動くか、何を先にやるかを決めておくことで、
無理なく作業を進めることができます。
今回の現場も、事前に考えていた通りに進めることで、
予定通り作業を終えることができました。
変圧器の油試験や絶縁抵抗の低下などがあれば、
現場の状況に合わせた方法で対応しています。
6 さまざまな現場の「変圧器(トランス)油交換」に対応しています
今回の商業施設のような大規模・高所作業だけでなく、工場での施工や、
費用を抑えるための設備改良のご提案も行っています。
以下の施工事例もぜひあわせてご覧ください。
【工場での施工事例】
愛知県豊川市の工場「トランス油取替」 | 特別高圧電気設備
【設備の改良事例】
トランス油の交換とギアポンプの改良 | 愛知県 特別高圧
【コスト削減・効率化事例】
実費10,000円で実現!三方バルブを使ったトランス油交換の効率アップ
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