今回は冷却塔のラジエーターファン点検をおこないました。最初にカバーやフィンを取り外します。重量物になるので複数人で運搬するようにします。その二つを外したら今回点検をする軸の部分を取り外していきます。取りはずす時には必ずアイマークを入れます。アイマークを付けずに外すと中心がずれてフィンが周りにあたってしまうのでアイマークは入れるようにします。軸の部分も重量物になるのでチェーンブロックを使用しておろしていきます。おろす時に軸の部分が傷つかないように防護をしておろします。
おろしたら軸の部分とコイルの部分で切り離すことができます。この時にコイルが傷つかないように気を付けながら切り離します。取り替える部分としてはベアリングの部分だけを取替、ほかの部分は清掃となります。このベアリングを取り外す時に専用のプーリー抜きというものを使って抜くのですが、この時下に焼き物があるのでかませ方を誤るとこの焼き物が割れてしまうことがあるので気を付けながら抜くようにしたいです。逆にはめるときはベアリングを温めてはめ込みます。100℃以上で熱しないと入らないことがあるので専用の道具で100℃近くまで温めてはめます。基本的にはハンマ等でたたかなくてもすっぽり入るようになります。
今回は初めてのファンの点検でしたが使ったことのない道具をたくさん使用して勉強になりましたし、全体的に小さいボルトを多く使用しておりさびていたりして固いボルトが多かったので気を付けて外すようにしたいです。
先輩社員からのアドバイス
今回の冷却塔ファン分解手順はどこの変電所も同じですが、ファンの取りはずし方は、いろいろとあるので今後経験していってください。
著者:M.R