【風力発電トラブル】測定値「異常なし」でもGRが止まらない…。 - 予測による「切り分け」で、隠れた故障箇所を特定した調査記録 -

1 数値は正常。まずは「切り分け」から(1日目)

風力発電所での緊急対応事例です。

初日、受変電設備の数値は「良好」でした。

この時点では、風車側の測定は行っていません。

まずは、故障箇所を切り分ける必要があったからです。

「受変電設備が正常な状態で、電気を通してみる」

もし止まれば、原因は風車側にあることになります。

実際、再稼働させると安全装置が作動しました。

この結果から「原因は風車側にある」と判断し、

翌日、一基ずつ調べることにしました。

「数値は良好」でも受電できません。

2 調査 メーカー様と連携し、一基ずつ確認(2日目)

2日目、メーカー様と調査を再開しました。

6基ある風車のうち、どれが原因かを探します。

一基ずつ切り離しては、確認する。 地道な作業の繰り返しです。

調査の途中、電柱に登って架線の飛来物なども取り除きました。

こうした作業も含め、一つひとつ検証しました。

そうして事実を積み上げ、漏電している一基を絞り込みました。

電柱に登って架線の飛来物なども取り除きました

3 特定 原因の一基を特定。最小限で復旧する

調査の結果、原因は「No.2風車」の内部にあると特定しました。

原因が分かれば、対策できます。

今回は、故障したこの1基だけを切り離しました。

これで、残りの5基は安全に再稼働できました。

全部を止めることなく、最小限の影響で済みました。

4 まとめ 点検だけでなく、現場で「判断」する

単に点検して終わり、ではありません。

現場の事実を見て「今、どうするのがベストか」を考える。

それが私たちの仕事です。

「数値は正常だけど、何かがおかしい」

「設備を更新すべきか、まだ使えるか」

そんな時こそ、現場のプロとして判断をお手伝いします。

上部へスクロール