高校生の発想力と技術力の高さに驚きました。
場所は多治見市のバロー文化ホールです。
4つの科が課題研究の発表をしました。
セラミック科 環境セラミックスの試作
陶磁器の不良品を再利用して
水質浄化や土質改善、発酵促進に役立つ素材を作る研究でした。
陶磁器廃材から、このようなものができるとは「驚き」でした。
多治見市で出る「陶磁器の廃材」を再活用した研究は、
SDGsの観点からも素晴らしいと思います。
「このような作品はぜひ実用化して欲しいです!」
と期待してしまいました。
デザイン科 設計コンペ挑戦及びグランピング施設の設計
グランピング施設の設計と製作に挑戦していました。
3次元CADソフトを使い、
細部までこだわった模型を作成していました。
模型も立派ですが、さらに素晴らしいと思ったのは、
中津川にある「実際のグランピング施設」も見学し
さらに改良を加えるというところです。
「高校生でもここまでやれるの?」
と感心します。
電子機械科 マニピュレーターの製作
最初は「パワードスーツ」の製作を目指していたそうです。
しかし、難しすぎるために、
現実的なマニピュレーターを自ら設計・製作していました。
「マニピュレーター」という言葉は、
初めて知りましたが、
産業用ロボットとの腕など、人間が操作して動くロボットなどを言うそうです。
(すみません。間違っているかもしれません)
正確な設計と試行錯誤の大切さと、
実際に動いた時の喜びが伝わりました。
実際に製作したアームロボットの実演もしてくれて、
分かりやすかったです。
電気科 手作りスピードガンの製作
グループの全員が運動系部活動ということもあり、
「スピードガン」の製作にチャレンジしたそうです。
市販のスピードガンは数十万もして高価なので、
自力で製作しようという発想がいいと思います。
しかし、そんなに甘くなく、思考錯誤(研究停止)
の時期もあったそうですが、
相談に乗っていただいた企業や先生方のおかげで、
高いレベルの「スピードガン」ができていました。
「このような作品はぜひ実用化して欲しいです!」
と、またまた期待してしまいました。
多治見工業高校での「探究学習」
来賓の「岐阜県教育委員会」の方が、
スピーチの際に「探求学習」について触れられました。
間違っているかもしれませが、今回の「課題研究発表会」は、
素晴らしい教育方法(探求学習)だと思いました。
正に「探求」していると感じましたし、
予想以上の発想力と技術力の高さでしたから。
個人的に一番欲しいと思った作品
別の部屋では「セラミック科」と「デザイン科」
の作品が展示してありました。
個人的に一番気に入ったのはこれでした。
これに入れて「お酒」送ると喜ばれるだろうなと思いました。
多治見工業高校の皆さん、ありがとうございました。