今回はメーカーさんの指導のもと、油圧操作式ガス遮断器のダッシュポットを取り出し点検をする仕事をしました。
自分はCBの開閉の際の衝撃を緩和するためのダッシュポットという油が入っているシリンダーにピストンを当て粘性摩擦によって衝撃をする場所を点検しました。
点検をする時CBからダッシュポットを取り出すので、もとの寸法が変わってしまうと開閉時のストロークが変わってしまい破損する恐れがあるため寸法を測定してから取り外します。
ダッシュポットが外れたら今度は分解をします。
その分解する際に緩めないといけない調整ナットがねじロックでとても固くなってしまいナットが緩まないという問題が起こりました。
二人がかりでダッシュポットを抑え、力がより入るよう単管で延長した工具で二人がかりで緩めようとしても、緩める力に抑える力が負けてしまい緩みませんでした。
他にもねじロックをトーチで炙って除去しても緩まず、ねじロックの強力さにびっくりしました。
CBに再度取付をし、しっかりと固定をすることによって、緩める力が抑える力に負けず緩ませることができました。
ここから分解開始です。メーカーさんの指導のもと分解をし、この分解の時も元の寸法に組戻せるように寸法を測ってから分解します。
分解し終わったら古いグリスを洗浄液で拭き取り、新油でシリンダーとピストンを洗ってから新しいグリスを塗りなおし、Oリングを新しいのに変えて元の形へ組戻しました。
初めて見る治具や手順があり勉強になりました。
メーカーさんの指導のもとではありますが、一人でダッシュポットの分解、清掃、組戻しをやったのは初めてだったので、ダッシュポットのことが前より分かりとても良い経験になりました。
先輩社員からのアドバイス
二日間お疲れさまでした。ダッシュポット関係をやってもらいましたが、メーカーさんや他業者さんと上手くやれたかな？ナットも無事に緩んで、取付、油入れまで一連でやってもらいました。BOX細の要領書にダッシュポットのこと書いてあるので時間あったら見てみてね。
著者：S.S
