― GISガス補給および変圧器漏油補修 ―
概要
石川県七尾市にあるメガソーラー発電所(発電出力 約51メガワット)にて、
ガス絶縁開閉装置(GIS)のガス補給および
変圧器冷却装置(ラジエータ)の漏油補修を実施しました。
本発電所は海沿いに位置しており、潮風による金属腐食の影響を受けやすい環境にあります。
今回は経年劣化および塩害による損傷部の補修を行いました。
特別高圧設備の安全確認を実施。作業範囲を明確にし、補修工程へ移行。
施工
内容
▪ GIS(ガス絶縁開閉装置)ガス補給作業
GIS内部のSF₆(六フッ化硫黄)ガスは、高電圧切替時の絶縁・アーク防止に使用されています。
警報発報によりガス圧低下が確認されたため、次の手順で補給を実施しました。
- ガス圧を確認し、基準値と比較
- 専用装置を用いてSF₆ガスを規定圧まで補充
- 作業後に密閉状態を再確認し、漏れの有無を点検
圧力計を確認しながら、適正値まで補充を行う。
▪ 変圧器ラジエータ 漏油補修作業
冷却装置(ラジエータ)の継ぎ目部で油のにじみが見られたため、
ケレン作業により劣化塗膜を除去し、下地を整えました。
腐食箇所をケレンし、補修材の密着性を確保。
補修には耐油性と密着性に優れた「シームコート」を使用し、
仕上げとして防錆塗料「アドバンス」を塗布しました。
これにより、漏油の再発防止と耐候性の向上が図られました。
施工環境
現場周辺は能登半島地震の影響を受けた地域であり、
一部の太陽光パネルや架台に被害が見られました。
変電設備自体の被害は軽微でしたが、塩害と経年劣化の進行が確認されました。
まとめ
今回の補修により、油漏れおよびガス圧低下の異常が解消し、
機器の安定運転状態を確認しました。
今後も定期点検と併せて、腐食や劣化の早期発見に努めます。