今回はトランスのオーバーホールにあたっての温度計の試験をおこないました。温度計の試験で主に行うことは2つあります。1つ目は本当の温度とメーターの温度が一致しているかを確認します。2つ目は警報と送油ポンプ起動の確認です。指定した温度になったら警報、送油ポンプが起動してくれるのを確認します。
必要なものは100℃以上を確認できる棒状温度計、ポットが必要になりますが、今回温めることができ、一緒に温度も確認できるものを使わせていただいたので、その機械を使用して行いました。
警報、送油ポンプ起動の設定は左右下のダイヤルで調整することができます。マイナスドライバで緩めて動かしますが、かなりシビアで調整することに苦戦しました。針を手でその温度にもっていけば確認もできるのですが、壊れる原因にもなるので、設定した温度から外れていたら、温度を下げて、調整をして、また上げてを繰り返しながらの作業になったのでかなり時間はかかりました。
また、調整のマイナス部分を緩めすぎると取れて紛失につながるので、緩めすぎには注意したいです。
先輩社員からのアドバイス
設定後の調整ボルト最後の締め付け確認を十分にして忘れがないようにしてください。
著者:M.R