今回は275kvのA点検を行いました。275kvの超高圧の遮断機になると各相に遮断機が付きます。このような遮断機は初めて見たので驚きました。
それに加えて今回油圧式のCBだったため油圧の圧力継電器の試験も行いました。油圧は自動の状態で抜いていくと最初にポンプが起動します。停止の状態で抜いていくと再閉路、低圧警報・投入鎖錠、引外鎖錠の順番でリミットが作動します。これの動作と復帰を確認します。油圧式のCBの点検はやれる機会が少ないので今回学んだことを忘れず次の点検につないでいきたいです。
次にCBの機構部の清掃とグリスアップを行いました。
今回メーカーが三菱だったため、三菱で使うメーカーグリスを使いました。
まだグリスの種類やどのメーカーにどのグリスを使用したらいいのかを理解しきれていないのでこれからも学んでいきたいです。
先輩社員からのアドバイス
お疲れ様でした。油圧式のA点検はガスの圧力継電器、油圧の圧力継電器の点検を行います。グリスアップはCBが動いてしまう可能性があるため、油圧が0の状態にしておきます。
今回は三菱の油圧CBだったので、メーカーグリスを使いましたが、東芝や同じ三菱でも、物によっては機構部が露わになっていないものもあります。その時の各々で見極めましょう。
著者:M.R