今回は、所内保護制御盤(高圧)のRy点検を行いました。
所内保護制御盤では、過電流継電器(OC・HOC)と交流不足電圧継電器(UV)の動作値と動作時間や付属しているタイマーの動作時間等を測定しました。
過電流継電器(HOC)は本来、大電流が流れた時に動作するのですが、点検時に大電流を流してRyに負担を掛けたくないので整定値を変更して試験しました。ただし、整定変更時にCTロックされていない状態でタップを抜くとCTオープンになるので、予備タップを挿してから整定値を変更しました。
交流不足電圧継電器(UV)は動作値と動作時間の測定以外にも、逆相・欠相しても動作する確認を行いまいした。
また、タイマーの時間測定は制御盤から外して個別に行うのですが、タイマーの電源が直流になっており極性を誤ると壊してしまう恐れがあるので、テスターで極性を確認してから試験しました。
先輩社員からのアドバイス
・過電流継電器の回路にメーターやWHも接続されており、クリップ線でバイパスして電流が流れない様にしていました。
・今回試験した交流不足電圧継電器は、青相欠相すると壊れる恐れがあるので、注意して下さい。
著者:S.K