風力発電所で落雷による設備停止が発生しました。
当社技術者2名が主任技術者とともに現地に入り、メーカー担当者1名と連携して、77kV特別高圧設備の点検・復旧作業を行いました。
落雷後の設備は、外から異常が見えなくても、
内部の絶縁や機器に影響が残っている可能性があります。
そのため、すぐに再送電するのではなく、
落雷の影響を一つずつ確認しながら復旧を進めました。

検電・放電を行い、安全を確認。
絶縁状態を確認
まず開閉器を操作して設備を区切り、安全に測定できる状態にしました。
その後、メガーを使用して、落雷によって
絶縁性能が低下していないかを確認しました。

落雷後の絶縁状態を測定
変電所側、開閉所側、VCB、EVT、GIS、変圧器側などを順番に測定しました。

変圧器側で2000MΩ以上を確認。
各測定箇所で2000MΩ以上を確認し、絶縁状態が良好であることを確認しました。
つまり、落雷後による主回路のダメージはないことを確認したということです。
雷の影響を記録から確認
設備には、雷などによる異常な電圧から機器を守る避雷器(LA)があります。
今回は、避雷器に残されたサージ記録も確認しました。

落雷によるサージ記録を確認
77kV設備や架線も確認
電気的な測定だけでなく、特別高圧設備や架線についても外観を確認しました。

架線・機器の外観を確認
高所の架線は双眼鏡を使用して点検しました。

双眼鏡で高所の架線を確認
さらに、GIS、VCB、EVT、制御盤、リレー類についても確認しました。
制御盤・リレー類も確認
落雷は、主回路だけでなく制御機器にも影響を及ぼすことがあります。

制御盤内のリレー類を確認
一部のリレーには変色が見られたため、状態を確認しました。
安全を確認して復旧
今回の作業は、
安全確認 → 絶縁測定 → 雷サージ記録の確認 → 機器・架線・制御回路の確認 → 復旧
という順序で進めました。
落雷の影響範囲を確認し、再送電しても問題がないことを
技術的に確認したうえで復旧しました.
主任技術者様から評価をいただきました
作業後、発電所の主任技術者様から、
「今回改めて、東春電気工業株式会社様の技術力の高さに敬服致しました」
との大変ありがたいお言葉をいただきました。
当社では、特別高圧・高圧設備の定期点検だけでなく、
落雷や設備停止などの突発的なトラブルにも対応しています。
原因確認から復旧まで対応します。
どこに相談すればよいか迷われた際も、まずはご相談ください。
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