少し前の実績に載っています、変圧器の熱交換器と深く関わりがある、冷却塔と呼ばれる設備自体の細密点検と、冷却塔に取り付いているファンの細密点検(通称:細点)を行いました。
変圧器の油を水を使って冷やすものを熱交換器と言いました。
冷却塔は、油を冷やすために熱交換器から帰ってきた暖かい水を綺麗な冷水にしてまた変圧器まで届ける役割を果たしています。
熱交換器と冷却塔は変圧器を基準に、常に循環して回っている感じです。♻︎
綺麗な冷水にするため、冷却塔の設備の中は少し複雑になっており、ストレーナーや防音材のマットなどがあり、それらを清掃・点検します。
冷却塔ファンは、熱交換器から帰ってきた水を冷やす段階で、熱気が発生してしまうため、その熱気を外に逃がす役割を果たしています。
どれか1つでも欠けてしまったら、変圧器をクーリング(冷やす)することが出来ず、オーバーヒートしてしまい、変圧器が故障し、大停電を起こしてしまいます。
電気的な機器以外にも変電所には様々な設備があります。
久しぶりの点検内容だったため、みんなで考え、思い出しながら作業を行いました。
おかげさまで無事安全に終わり、変圧器が何事もなく稼働しました。
終わったあとの、みんなで話し合い、作業を振り返りながらの一服は美味しかったです!
また明日も何事もない1日を皆様に。