【高圧】②工場変電所 高圧設備点検事例(劣化・施工不良を早期発見)

多様な機器を正確に点検し、設備延命に貢献。

概要

工場内変電所の高圧設備(6.6kV)の定期点検を実施しました。
変圧器の二次側に位置する機器群で、2バンク構成(1B・2B)に分かれており、それぞれの変圧器の二次側にキュービクルがあります。
ここから各変台へ電力が分岐し、工場全体に供給される仕組みです。

2名体制で安全を確保しながら、変圧器二次側機器の確認を実施。

施工
内容

点検は通常の高圧設備定期点検として実施しました。
対象機器と作業内容は以下の通りです。

  • VCB(真空遮断器)
    外観清掃・機構部注油・手動操作確認・絶縁抵抗測定を実施。
    キュービクル外に引き出して、細部まで点検を行いました。
  • DS(断路器)
    外観清掃・接点手入れ・手動操作確認。
    経年劣化した碍子の吸湿を防ぐため、清掃を重点的に実施しました。
  • CT/PT/ZCT(計器用変流器・変圧器・零相変流器)
    外観清掃・絶縁抵抗測定・二次側接地確認。
    二次側が接地されていない場合、感電や火災、計器損傷の原因となるため、
    「計器用二次側は必ず接地」を徹底しています。
  • LA(避雷器)
    特別高圧設備と同様の点検内容で実施。
  • ケーブル
    外観清掃・絶縁抵抗測定・シールドアース接地確認。
    立上り部のネオシール脱落を発見。開口部からの小動物侵入防止のため、
    再シールの必要性をお客様へ報告しました。
  • 母線(ブスバー)
    外観清掃・絶縁抵抗測定。支持碍子や機器頭部の劣化を重点的に確認しました。
  • コンデンサ/リアクトル
    外観清掃・絶縁抵抗測定。
    膨らみや漏油の早期発見を目的に、巡視点検時の確認を推奨しています。

測定値を確認しながら、リレー動作や接点の健全性を確認。

施工の工夫

制御点検では綿密な確認を実施し、異常なく完了しました。
高圧・特別高圧設備の両方に対応できる体制を活かし、
機器点検と制御点検を同時進行で行うことで、作業効率を高めています。

限られたスペース内でも安全と効率を両立させた作業を実施

まとめ

愛知県内の工場にて、高圧設備の点検を無事に完了しました。
作業を通じて、複数の異常箇所や施工不良部を早期に発見できたことで、設備延命と安定稼働に貢献できました。
お客様からは「各変台の点検もお願いしたい」との声をいただきました。

「何事もない一日を当たり前に」──
それを支えるのが、私たちの使命です。

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