今回はとある民間の高圧設備の絶縁抵抗測定を一通り行いました。その中でも初めて行ったのが、Cub内にある母線、Trの一次、二次、計器用変成器のVT、CTを行いました。Cub内にある母線を印加する時には、Cub内に作業員がいないことを確認してから合図して印加するようにします。
Trの絶縁抵抗測定を行うときには、Cub側にケーブルが行っているのでCubから印加します。この時に気をつけるのが、Tr側にも印加されるのでTr側に作業員がいないことを確認し、合図を行い印加します。Trの絶縁抵抗測定は三相一括で値が出るので一相だけに印加します。
高圧ケーブルにはシールドというアースになっているものがあります。そのシールドにも印加します。シールドを印加する時にはビスから外す前後でアースがきいているかのチェックをします。
計器用変成器は母線を印加した時に一緒にかかります。ですが計器用変成器にも高圧ケーブル同様シールドが付いているので、シールドの印加をします。計器用変成器のシールドの印加はビスで止めてある方ではなく,本体側についてる部分を印加します。この時他のシールド線も混雑していることがあるのでかけるシールドに気を付けながら印加したいです。
絶縁抵抗測定を行う時すべてに言えることですが、印加した場所は終わったら必ず放電を忘れないようにしたいです。
先輩社員からのアドバイス
需要家の変台点検は似たものが多いけど細かいところで違っていたりするのでどんなものでも対応できるように覚えておいて下さい。
著者:M.R